日本人女性や僧侶、検察、金融監督院職員などを装い、被害者68人から約105億ウォンをだまし取ったフィッシング組織が摘発されました。カンボジアを拠点に活動していた2グループ計49人が検挙され、韓国人総責任者は送還・拘束、中国人総責任者も送還手続き中です。
A組織は日本人女性を名乗りSNSで接触し、ロマンス詐欺を展開。偽ショッピングサイトや仮想資産積立サイトに誘導し、少額利益で信用させた後に出金拒否する手口で約23億2000万ウォンを詐取しました。摘発後はノーショー詐欺へと手口を変更し、僧侶や大学職員を装って物品の代理購入を依頼し、約5億3000万ウォンを奪いました。
B組織は検察や金融監督院を詐称。遠隔操作アプリをインストールさせ、「全財産没収」などと脅迫し、現金や金塊を受け取る手口で約75億3000万ウォンをだまし取りました。悪性アプリにより、被害者が公式番号にかけても犯罪組織に接続される「強制受信・強制発信」が行われていました。
組織は海外総責任者を頂点とする階層構造で、勧誘役まで役割を分担。成功時にはインセンティブが支払われ、知人関係などを通じて人員を集めていたとされます。警察は犯罪収益の追跡を続けるとともに、副業やコイン投資の勧誘に注意を呼びかけています。